住宅の屋根を守るための慎重な枝の剪定作業 – 安全第一で行った伐採工事
長野県松本市の某宿泊施設で、宿泊施設の横にある木の枝が屋根を覆い始めているとのご依頼を受けて、枝葉の剪定作業を行いました。お客様からのリクエストは「屋根を壊さないように、できるだけ環境に負荷をかけずそのままの環境を維持したい。必要最低限の処置を施してほしい」というものでした。

依頼内容とその背景
年々伸びた枝葉の大部分が施設の屋根に覆いかぶさっていました。この状態では風や雨で枝が落ちて屋根を傷つける可能性があります。また地面に落下して人や自動車にあたると大変です。枝は軽そうに見えますが、数十kgから大きいものだと100kgを超えるものまであります。また、屋根の上に落ちた葉により湿った状態が続くと、屋根材(特に瓦やスレート)の劣化を早める原因となります。
お客様は「環境を激変させたくない」「木を全て切る伐採まではしたくない」とおっしゃっていました。自然環境をできるだけ保護したいというご希望を尊重し、枝の切り方に工夫を凝らしました。
また、立地条件も非常に狭く、すぐ真下は屋根という厳しい状況でした。こうした条件下で、安全に作業を進めるためには、枝を一つ一つ丁寧に処理し、屋根を傷つけないように最大限の注意を払い作業を行いました。
こうした狭い場所での枝払いなどの伐採作業はForest庵 – Ann(フォレスト・アン)の得意分野です。
ロープを使った安全な作業方法
狭い場所での作業や屋根を傷つけないようにするため、「ロープ吊り降ろし」という方法を採用しました。ロープ吊り降ろしは、枝を一度切り落としてから、地面に直接落ちないようにロープで吊るす方法です。この方法なら、枝が落ちる場所をコントロールできるため、屋根や周囲の建物に傷をつけることなく、安全に作業を進められます。
危険な高所作業のため、身の安全を確保しながら屋根などの建造物に当てないように作業するには高いスキルが求められます。
まず、屋根のすぐ上にある枝を1本ずつ丁寧に切り、ロープでしっかりと固定します。下で作業する人(グラウンドと呼びます)と声かけをして連携しながら慎重にその枝を引き下ろし、地面に落ちる場所を調整しました。この過程を繰り返し行い、最終的に屋根に接触していた枝を全て除去しました。

環境への配慮
お客様の要望を最大限に反映させるため、枝の剪定を最小限に留め、必要ない部分だけを取り除きました。伐採ではなく、「剪定」にとどめることで、周囲の自然環境にも影響を与えないように配慮しました。これは、周辺の緑地を大切にしたいというお客様の意向に沿った方法です。
剪定作業を行う際は、枝を一度に多く切りすぎないように心掛け、木の健康にも配慮しました。過剰な剪定は木の成長を妨げ、環境に悪影響を及ぼすこともあるため、適切な量だけを切り取ることが重要です。

あとはロープの回収だけです。とてもさっぱりしました。
まとめ
今回の作業では、屋根を壊さないように慎重に作業を進め、環境に配慮した方法で枝を除去することができました。狭い立地での作業は非常に難易度が高い作業ですが、Forest庵 – Ann(フォレスト・アン)は国際的なアーボリストとしての認定資格を持ち、卓越した技術で安全第一を心掛け、ロープ吊り降ろしという方法で問題を解決することができます。
お客様のニーズに応じた柔軟な対応が可能であることがForest庵 – Ann(フォレスト・アン)の強みです。もし、あなたの家も木の枝が屋根に触れてきている、または越境して困っているという場合は、ぜひ一度ご相談ください。お客様一人ひとりの環境を大切にした適切な方法で、安心・安全な作業を提供いたします。
安全で美しい環境を維持するための専門的な剪定や伐採を行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください^^