こんにちは。剪定・伐採・ツリーケアや樹木の管理を行うForest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)です。
私たちは「森と共に 木と友に 生きていく」をテーマに、山梨県・長野県を中心に活動している国際アーボリスト認定資格を持つ樹木の専門家です。
樹木に関する幅広い技術と知識で、一般のご家庭から別荘地、公共施設、神社仏閣、クレーンや高所作業車入れない狭い場所など、あらゆる樹木の剪定・伐採・樹勢診断・治療・ツリーケアを行うことで、周囲の自然環境と共存するためのお手伝いをしています。
今回は、富山県氷見市で行った斜面に生えた杉の伐採作業をご紹介します。
お客様からの依頼は、急な傾斜地に斜めに生えた杉を安全に伐採して欲しいというものでした。特に、直下に民家があり、クレーンが使えないという条件の中で、最新の注意を払いながら、複数のロープを駆使して作業を行いました。
依頼の背景と課題
富山県氷見市の傾斜地に生えている杉は、斜めに傾いており、正直なところ伐採が非常に難しい状況でした。特に、杉の木が斜面に生えているため、切り倒す際に木がどの方向に倒れるか予測しにくく、加えて、杉の真下には民家があったため、伐採作業が失敗すれば民家に大きな影響を及ぼす可能性がありました。
お客様からは、どうしても杉の木を伐採してほしいという強い要望がありましたが、その安全性と作業方法については非常に慎重を期さなければなりませんでした。また、現場にはクレーンなどの重機が入れないため、手作業での伐採が求められるという特殊な状況でした。これらの要素が絡み合い、伐採作業は非常に高度な技術を必要としました。

作業計画と準備
このような危険が伴う伐採作業には、周到な準備が欠かせません。特に急傾斜地での作業は、通常の伐採作業に比べてはるかにリスクが高くなります。最初に行ったのは、現場調査です。どの方向に木が倒れるかを予測し、伐採を行うための最適な手順を決定しました。
今回は富山のチームと合流し作業を行いました。また作業では、ロープワークとテクニカルツリーケア技術を駆使し、木を慎重に制御しながら伐採を行う方法を採用しました。
作業の実施
作業に入る前に、まず周囲を確認し、作業エリアの安全性を確保しました。民家への影響を避けるために、ロープを複数本使用し、木が倒れる方向を完全にコントロールしました。この方法により、杉が倒れた場合にも民家への影響を最小限に抑えることができました。
- ロープを使った木の制御
まず、木の上部にロープをセットし、樹木を複数のロープで支えながら、伐採を進めました。木を一度に倒すのではなく、枝を切り落として少しずつ木を軽くしていく作業を行いました。これにより、木の重量が少しずつ減り、倒れる方向を完全にコントロールすることができました。
特に、急傾斜地での作業は非常に難易度が高いため、ロープワークを駆使し、木が予期しない方向に倒れないように注意を払いました。ロープの張り方や角度を調整し、木が倒れる瞬間に必要な力を加減することで、木を安全に切り倒すことができました。 - 複数人での連携作業
今回の作業では、富山の仲間と合同で作業を行いました。複数の熟練した作業員がいることで、協力して効率よく作業を進めることができました。お互いに指示を出し合い、無駄な動きをなくし、作業時間を短縮することができました。また、チームワークを活かして、危険な部分でもお互いに確認し合いながら進めることで、安全に作業を行いました。 - 枝払いと段階的な伐採
木を一気に倒すのではなく、段階的に伐採を行いました。上部の枝を切り落としていき、木の重量を減らし、倒れる方向を調整しながら作業を進めました。この方法で、万が一、木が倒れる方向が微調整を必要としても、最小限の力で方向を変えることができました。 - 安全対策と最終チェック
作業が進む中で、常に安全対策を最優先しました。ロープの設置や枝の切り方を慎重に調整し、どのタイミングで木を倒すかを決定しました。また、作業前後に周囲の安全確認を行い、万が一の事態にも迅速に対応できる体制を整えていました。
作業を終えた後、木が安全に倒れ、民家への影響がないことを確認し、無事作業を終えました。

作業後の成果
無事に作業を完了した後、お客様からは「民家への影響を心配していたが、安全に作業を終えてもらえて本当に安心した」とのお言葉をいただきました。また、周囲の住民にも事前に注意喚起を行い、作業中も安全を確保していたことに感謝の意を示していただきました。
今回は、急傾斜地での危険な伐採作業という難しい状況の中で、最新の技術と仲間との協力によって、安全に作業を進めることができました。お客様に満足していただける結果を提供できたことが、私たちにとって最大の喜びです。
なぜForest庵 – Annが選ばれるのか?
世の中には数多くの造園業者や伐採業者が存在します。その中で、私たちはなぜお客様から選んでいただけるのか。その理由をいくつかご紹介します。
1. 国際アーボリストの認定資格を持つ樹木の専門家集団
私たちは「国際アーボリスト協会(ISA)」が認定する資格を持つ樹木の専門家です。この資格は、樹木の生理学や病理学、力学に関する専門知識、そして樹上での安全な作業技術を習得した者だけに与えられます。
造園や伐採の業界には、資格を持たずに作業を行っている業者も少なくありません。しかし、樹木の剪定・伐採は、一歩間違えれば重大な事故につながる危険な作業です。また、誤った剪定方法は、樹木の生育に悪影響を与えたり、枯らしてしまったりすることもあります。
Forest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)は、専門家としての確かな知識と技術で、お客様の大切な樹木を安全に、そして健康に保つためのサポートを行います。私たちは、木をただ切るだけでなく、樹木の特性を理解し、樹木がより健やかに成長するための最善の方法を考え抜きます。
2. 環境に配慮した「最小限の介入」を重視
私たちの活動テーマは「森と共に 木と友に 生きていく」です。これは単なるスローガンではありません。私たちは、不必要な伐採や過剰な剪定を避け、できる限り樹木を生かすための「最小限の介入」を重視しています。
お客様の安全を確保するために伐採が最善の選択となることもあります。しかし、安易に伐採するのではなく、まずは剪定で対応できないか、樹勢を回復させるための治療ができないか、といった代替案を常に検討します。
お客様のご要望を尊重しながらも、樹木と周囲の自然環境にとって何が一番良い選択かを、専門家としてご提案します。これにより、お客様は大切な樹木との共存を続けることができ、私たちは持続可能な自然環境の維持に貢献することができます。
3. 特殊な技術を駆使した安全な作業
私たちは高所作業車やクレーンが入れないような狭い場所や、傾斜地でも安全に作業を進めることができるリギングやロープワークといった特殊な技術を習得しています。
これにより、一般的な造園業者では対応が難しいような、以下のようなご依頼にも対応可能です。
- 建物や電線が近くにある危険な木の伐採
- 傾斜地や崖にある木の伐採・剪定
- 神社仏閣や歴史的な建造物にある古木の剪定・治療
- 隣地への越境した枝の剪定
お客様の「どうにもならない」を、「これならできる」に変える。それが私たちの技術です。
4. 地域密着型サービスと無料相談・お見積り
Forest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)は、山梨県と長野県を拠点に活動しています。地域密着型だからこそ、迅速かつきめ細やかなサービスを提供できます。
樹木のことで少しでもお困りごとがあれば、まずはお気軽にご相談ください。ご相談やお見積りは無料です。お客様のご都合に合わせて、現地にお伺いし、樹木の状態や周辺の状況を拝見した上で、最適なプランとお見積りをご提示します。
また、私たちは樹木の管理に関する専門知識を活かし、お客様ご自身でできる簡単な管理方法についてもアドバイスを行っています。お客様の「困った」を解決し、樹木との豊かな暮らしをサポートすることが、私たちの喜びです。
最後に
私たちは単に木を切るだけでなく、事前の丁寧な確認作業や、専門技術を駆使した安全な作業を通じて、お客様に心からの安心をお届けすることができたと自負しています。
樹木の剪定・伐採・管理にお困りの際は、ぜひ私たちForest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)にご相談ください。山梨県、長野県でのご依頼はもちろん、近隣の地域の方もまずはお気軽にお問い合わせください。