こんにちは。剪定・伐採・ツリーケアや樹木の管理を行うForest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)です。
私たちは「森と共に 木と友に 生きていく」をテーマに、山梨県・長野県を中心に活動している国際アーボリスト認定資格を持つ樹木の専門家です。
樹木に関する幅広い技術と知識で、一般のご家庭から別荘地、公共施設、神社仏閣、クレーンや高所作業車入れない狭い場所など、あらゆる樹木の剪定・伐採・樹勢診断・治療・ツリーケアを行うことで、周囲の自然環境と共存するためのお手伝いをしています。
長野県茅野市は、八ヶ岳の麓に広がる自然豊かな地域です。冷涼な気候と澄んだ空気は、多くの植物にとって最適な生育環境であり、お庭に植えた木々も元気にすくすくと育ちます。しかし、その成長があまりにも旺盛で、気がついたら手のつけられないほど大きくなってしまい、困っている方も多くいらっしゃいます。
特に、庭の目隠しとして人気の針葉樹、コニファーは、成長が早く、放っておくとあっという間に家の屋根に届くほどになってしまうことがあります。形が崩れてしまったり、隣家とのトラブルになったり、日当たりが悪くなってお部屋が暗くなったりと、庭木の成長は嬉しい反面、様々な悩みの種にもなります。
「自分で剪定するには高すぎる…」
「どこをどう切ればいいのか分からない…」
「せっかくの庭木の形を崩したくない…」
そうしたお悩みを抱えている皆さまに、今回は長野県茅野市で実際に手がけたコニファーの剪定事例をご紹介します。大きくなりすぎたコニファーを、ただ小さくするだけでなく、その木が持つ本来の美しさを引き出し、住まいの景観をより一層魅力的に変える私たちの技術と想いを、ぜひご覧ください。
茅野市での剪定事例:お客様のお悩みとご要望
今回のクライアント様は、長野県茅野市にお住まいの個人のお客様でした。お庭のフェンス沿いに、目隠しとして植えられたコニファーが、数年で大きく成長し、二階の屋根に届くほどになってしまったとのことでした。
お客様からのご要望は、以下の通りです。
「背が高くなりすぎたコニファーを、適切な高さまで低くしたい」
「全体の印象を軽く、軽やかな姿にしたい」
「目隠しとしての役割は残したい」
「コニファー特有の円錐形などの美しい形は損ないたくない」
写真を見ると、コニファーは確かに二階の屋根に迫る勢いで、枝葉も四方八方に伸び、鬱蒼とした印象を与えていました。敷地の境界線ギリギリに植えられているため、隣家への配慮も必要でした。お客様ご自身で剪定を試みたこともあったそうですが、高さがあるため危険を感じ、またどこを切っていいのか分からず、そのままになっていたそうです。

コニファーを剪定する前に確認しておくべきこと
作業を始める前に、まずは樹木の状態を詳しく確認することが大切です。
針葉樹の種類にもよりますが、基本的に針葉樹は上部に新しい芽が多く生長するため、上の部分が非常に密集しやすいです。そのため、剪定を行うことで風通しを良くし、全体的に健康的に保つことが大切です。
次に、樹木がどのように成長しているかを確認し、目隠しとしての機能を維持できる高さに調整する必要があります。樹木の最上部を切ることによって、全体のバランスを保ちながらも、下の部分に十分な光が入るようにします。これにより、樹木全体が軽やかな印象になり、庭がより開放的に感じられます。
さらに、剪定をする際には、枝の剪定方法に注意を払い、針葉樹特有の形を保ちながら作業を進めます。これにより、無理なく美しい樹形を残しつつ、庭全体の景観も整えることができます。
針葉樹は切りすぎると簡単に枯れてしまい、翌年葉をつけないということもあるので、木の成長具合や時期を見て適切に切ることが大切です。
Forest庵 – Annの剪定作業:コニファーの特性を活かす技術
以下は実際にForest庵 – Ann(フォレスト・アン/フォレスト庵)で行った剪定作業の内容です。
1. 樹木の状態を診断する「国際アーボリスト」の視点
まず、作業に入る前に、コニファー全体の状態を詳細に診断しました。樹木の健康状態、枝の密度、枯れ枝の有無、根元の状況などをチェックします。
コニファーは、針葉樹の中でも特に種類が多く、それぞれに特性があります。成長が早い種類もあれば、剪定に弱い種類もあります。また、一気に強く剪定しすぎると、そこから枝葉が出ずに枯れてしまう「枯れ込み」というリスクがあるのも大きな特徴です。
特に、目隠しとして植えられた木は、隣接する木同士が密になり、風通しが悪くなりがちです。このため、内部の枝葉が枯れていることも珍しくありません。
今回のコニファーは、幸いにも健康状態は良好でした。しかし、内部の枝葉は密度が高く、風通しが悪くなっている状態でした。お客様のご要望を叶えるためには、単に高さを詰めるだけでなく、木の健康を維持しつつ、軽やかな印象を作り出すための「透かし剪定」が重要になると判断しました。
2. 高さを下げ、軽やかさを生み出す「透かし剪定」
いよいよ剪定作業の開始です。お客様のご要望である「高さを下げて、軽い印象にしたい」を叶えるため、慎重に作業を進めました。
高所での作業となるため安全を確保しながら慎重に剪定を進めていきます。
ステップ1:全体の高さを決める
お客様と最終的な高さを確認し、全体の高さを詰める作業を行いました。
コニファーは上部を切りすぎると、そこから枝が伸びにくくなるため、どの位置で切るかが非常に重要です。将来的な成長も考慮し、高さを決めていきます。
ステップ2:形を整える
コニファー特有の円錐形の美しい樹形を保ちつつ、バランスを見ながら剪定を進めます。全体のバランスを何度も確認しながら、少しずつ枝を減らしていきます。
このとき、ただ外側を刈り込むだけでは、目隠しの効果が失われてしまいます。
ステップ3:軽やかさを生み出す「透かし剪定」
今回の剪定の最大のポイントは、「透かし剪定」です。
これは、木の内部の込み合った枝を、根元から間引くように切っていく剪定方法です。これによって、枝葉全体の密度が下がり、風通しが良くなり、光が内部まで届くようになります。
- 風通しの改善:病害虫の予防につながります。
- 光の届く範囲の拡大:木全体の光合成が活発になり、健康な状態を保ちやすくなります。
- 軽やかな印象:見た目が重たくならず、風にそよぐような軽やかな印象になります。
この「透かし剪定」によって、目隠しとしての役割を保ちつつ、重苦しい印象を払拭することができました。
ビフォーアフター:見違えるような軽やかさ
作業は予定通り1日で終わりました。剪定後のコニファーは、見違えるように軽やかで美しい姿になりました。
<Before>
- 背が高く、二階の屋根に届くほど。
- 枝葉が密になり、鬱蒼とした印象。
- 形が崩れ、本来の美しさが損なわれていた。
<After>
- 適切な高さまで低くなり、家の景観とのバランスが整った。
- 「透かし剪定」により、全体が軽やかで爽やかな印象に。
- コニファー本来の美しい樹形を取り戻した。
- 目隠しとしての役割はしっかりと残っている。
コニファーが枯れないようにかつ、できる限り強めに剪定したので、しばらくは剪定の必要がないようにしておきました。
お客様からは「樹木が軽くなり、庭が明るく広く感じるようになった」と大変喜ばれました。
針葉樹の特有の形が保たれながらも、全体の高さが抑えられ、庭全体が開放的で明るく感じられるようになりました。また、目隠しの機能もしっかりと保たれており、プライバシーが守られた状態が続いています。
また、樹木の形状が整えられたことで、庭全体の景観も美しく仕上がりました。お客様も作業の結果に大変満足していただけました。

コニファーの剪定でお悩みではありませんか?専門家による管理の重要性
今回の事例のように、コニファーは放置するとあっという間に大きくなり、お手入れが大変になります。しかし、自分で剪定しようとすると、以下のようなリスクがあります。
- 高所作業の危険性:特に背が高くなったコニファーは、脚立に乗っての作業は非常に危険です。
- 枯れ込みのリスク:切りすぎてしまうと、そこから枝葉が出ずに枯れてしまうことがあります。
- 樹形の崩れ:正しい剪定方法を知らないと、コニファー特有の美しい樹形が台無しになってしまうことがあります。
剪定は「木の未来」を考える作業
剪定は、ただ単に枝を切る作業ではありません。その木の将来を考えて行う、とても大切な作業です。
- 樹木の健康維持:風通しや日当たりを良くすることで、病害虫の発生を防ぎます。
- 安全性の確保:隣家への越境を防いだり、枯れ枝の落下リスクを減らしたりします。
- 景観の維持:美しい樹形を保ち、庭全体の美しさを向上させます。
私たちは、単に「枝を切る」だけでなく、一本一本の木の個性を理解し、その木が将来にわたって健康で美しくいられるよう、最適な方法で剪定を行います。
なぜForest庵 – Annが長野県茅野市をはじめとした地域で選ばれるのか
長野県、そして山梨県を拠点に活動しているForest庵 – Annが、多くのクライアント様から信頼を寄せられているのには、明確な理由があります。私たちは単なる庭師や植木屋ではありません。「アーボリスト」という専門家として、樹木と真摯に向き合っています。
1. 国際的な認定資格を持つ「国際アーボリスト」
私たち代表は、国際アーボリスト協会(ISA)が認定する国際アーボリストの資格を保有しています。この資格は、樹木の生理学、病理学、土壌科学、そして安全な樹上作業技術など、樹木に関する極めて専門的で幅広い知識と技術を持つことを証明するものです。
長野県茅野市のような自然豊かな環境では、樹木の持つ力を最大限に引き出し、同時に自然環境に配慮した管理が求められます。私たちは、この専門知識に基づき、樹木医のような役割も果たしながら、一本一本の木の健康と安全を守るための最適な解決策を提案します。
- 樹木の健康診断:病気や害虫の兆候を早期に発見し、適切な治療法を提案します。
- リスクアセスメント:倒木の危険性や枯れ枝の落下リスクを評価し、安全を確保します。
- 樹木を生かすための提案:単に伐採するだけでなく、樹木を残すための治療や、樹勢を回復させるためのアドバイスを行います。
2. 「森と共に 木と友に 生きていく」という理念
私たちの活動の根底にあるのは、「森と共に 木と友に 生きていく」という理念です。
現代社会において、人間と自然の関係は複雑になりがちです。しかし、私たちは樹木を単なる「モノ」として扱うのではなく、そこに生命があることを尊重し、人と樹木がより良い関係を築くための架け橋になりたいと考えています。
- 周囲の自然環境への配慮:剪定や伐採を行う際にも、周辺の生態系や自然環境に最大限配慮した方法を選択します。
- 持続可能な管理:短期的な美しさだけでなく、長期的な視点で樹木を健康に保つための管理方法を提案します。
- 樹木の命を尊重:やむを得ず伐採する場合でも、その樹木の命に感謝し、その木材を有効活用するなど、最後まで敬意を払います。
3. 高度な技術と安全への徹底した配慮
アーボリストの専門技術を駆使した、特殊な剪定・伐採も得意としています。
- 特殊伐採:重機が入れない狭い場所や、電線が近くにあるような危険な場所でも、ロープやハーネスを使って樹木に登り、上部から少しずつ安全に切っていく「特殊伐採」が可能です。
- ツリーケア:樹勢が弱った木の治療や、枝折れを予防するためのワイヤー設置など、ツリーケア全般に対応します。
長野県茅野市のような住宅が密集した地域でも、周囲の建物やインフラを傷つけることなく、安全かつ効率的に作業を進めることができるのは、国際アーボリストならではの高い技術力があるからです。
まとめ:茅野市で剪定・伐採・ツリーケアならForest庵 – Annへ
今回は、長野県茅野市でのコニファー剪定事例をご紹介しました。大きくなりすぎた庭木でお悩みの方、コニファーをどう手入れしていいか分からないという方、ぜひ私たちForest庵 – Annにご相談ください。
「森と共に 木と友に 生きていく」という理念のもと、国際アーボリストの専門知識と技術を駆使し、一本一本の樹木、そしてそこに暮らす人々の暮らしをより豊かにするお手伝いをさせていただきます。
もちろん、ご相談・お見積りは無料です。長野県茅野市をはじめ、諏訪市、岡谷市、原村、富士見町、そして山梨県全域で対応しております。お気軽にお問い合わせください。